原付二種でひたすら下道を走るツーリング。

下道長距離ツアラー目指して。(ツーリング中の文章はドラフトです)

北海道ツーリング6日目「ベースキャンプ連泊も雨。」

2014年8月7日(木)
知床→標津→知床
移動距離:187km(総距離:840km)

起床時間:0545(酷い雨だったため再度就寝)、0745(雨が弱まったので起床)
天候:雨のち曇り
気温:23度

今朝の早朝、テントに叩きつける雨があまりにも強かったため、休息日にするつもりでいた。
しかしながら、8時ごろには雨も上がり、朝食を食べている最中、ライダー達が続々と出発して行った。

翌日に予定していた知床から根室方面に向うプランを実行する決意をするものの、結果から言うと、この決断はロスに繋がった。
雨雲が待っている南東を選ばずに宗谷岬を目指してオホーツク海沿い北西を進んだ方が天候に恵まれたようだ。
北海道ツーリングは、天候によって、時計回り・反時計回りのどちらかを選ぶかで勝敗が決まるようだ。

ベースキャンプ地にしている知床にて連泊の手続きをし、10時に根室を目指して出発。
実際、知床→根室→知床は往復で400km近くになることから、最初から引返すつもりであった。

ウトロ地区と呼ばれる知床峠を抜けるルートをナビゲーションは提示してきたが、実際はアベレージ速度35kmとなってしまう、箱根峠や長野ビーナスライン鈴鹿峠のような道であった。

そんなことも知らず、雄大で霧に包まれる知床・羅臼山脈の景色に圧倒され、一般の観光客に混じってヘルメットを被ったまま、記念撮影を呑気にしていた。
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展望台よりバイクを再発進させ、先行する乗用車に続くのであるが、今までの北海道独特の国道とは異なるのである。
見晴らしの良い直進の道路は無くなり、ブラインドコーナーが続く峠道になってきた。
しかも天候は濃霧でフォグ。
空は明るさが無くなってきている。

荷物をベースキャンプに置いて来ているものの、霧雨小雨で下り坂の30km制限のコーナーが続くため、軽快さに欠ける。
峠を越えて街中に入った段階で32km程度しか走ってないのに、ドッと疲れが。
やはり天候による路面の状況は、ライディングにおいて、大きな要素になっていると思われる。
結局は、自分の乗っているマシンをどこまで信用できるかになるのだろうが。

走り始めて2時間経過。
国道の終点を迎え、標津町に入った所で雨雲から落ちる雨が本降りになってきた。
時刻は正午。
丁度キリが良く、遠くにロシア北方領土も見れたことから、次のセイコーマートで折り返す事を決める。

漁協加工会社が並ぶ海岸線。
『アルバイト募集!ライダー歓迎!』という看板を数回見かける。
最低賃金かもしくはそれ以下で働きたいツーリングライダーも少なくないかもしれない。
ライダーと書いているが、自転車もバイクもライダーだ。

標津町の街中に入って行くと、商工会か何かの建物の前にセイコーマートを見つけた。
ここが折返し地点だ。
北海道内にチェーン展開するコンビニエンスストアセイコーマートには、専用キッチンて専属のスタッフが調理する暖かい惣菜コーナーが特徴だ。
ライダーズハウスにてカツ丼が美味しいと聞いていた。
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これを今日のランチとしようと購入したのだが、少し期待による増長増長があったのかもしれない。
思ったよりも期待外れであった。
ライダーズハウスにて刺身を調理してくれた人にオリジン弁当のカツ丼を食べさせてあげたい。

ところで、このセイコーマートに到着した時に、同じキャンプ場を出発したはずのライダーに追い付いてしまった。
これで数回目である。
しかもリッターバイクやハーレーに、原付二種(125cc)のオフロードが追い付いているのてまある。
よっぽど無理をさせているのか、はたまたストイックに距離を走りたがる正確なのか。
不思議なものだ。

折返しのセイコーマートにてランチを立食いながら済ませ、ベースキャンプキャンプ地に向けて再スタートする。
雨は強まり、すでにブーツの中は浸水して重い。
これを見越して、ブーツの中は素足にしていた。

往路と同じ道を提示するナビゲーション指示を無視して、直線が多いであろう産業道路に進む。
少しばかり直進が多いであろう網走に向う国道である。

雨の日の運転は、視界が悪くなるのもあるが、車体の制動力やコーナリング速度・乾いてる場所のライン取りなど、非常に注意力が散漫になりやすい。

起床当初、休息日にすると考えていたのに、冷え切った身体は、ドッと疲れを感じ始めていた。
翌日以降、荷物も満載であることから、本当に天候回復を願う。

ベースキャンプ地に戻ったのは、15時を過ぎていたであろうか。
1日150kmの移動を目安にしているにもかかわらず、187kmも走っていた。

この後、食事の準備をしつつ、温泉に入り、日没時刻までに食器の片付けと翌日朝の準備を済ませていた。

明日は日の出から走り距離を稼ぎたい。
ただただ天候に恵まれる事を祈るばかり。
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昨日とは異なり、日本人オートキャンプ家族に囲まれているテントの中より。


本日の体重:62.5kg

・キャンプ場:400円
    →連泊
・ガソリンスタンド:
・温泉:540円
    →夕食のあたる家
・ガソリンスタンド

計)