原付二種でひたすら下道を走るツーリング。

下道長距離ツアラー目指して。(ツーリング中の文章はドラフトです)

北海道ツーリング7日目「最北端に到達」

2014年8月8日(金)
知床→宗谷岬稚内
距離:400km(総距離:1,240km)


起床時刻:0400(雨のため再び睡眠)、0600(雨が弱まったので、撤収を決断)
日の出時刻:0423
天候:雨のち曇り
気温:22.5度

今回のツーリングは雨に振り回されている。

前日よりすぐ出発できるよう不要なキャンプ道具を片付けたのにも関わらず、日の出前に目覚めた天候は大雨だった。
前日の調理に、今朝調理しなくても良い様に塩むすびを作っていた。

380km長距離走行を予定していたため、今朝4時の段階で酷い雨量の音を聴いた時には、今日は休息日にしようとも思い、ふて寝の二度寝に入る。
6時の段階で雨が弱まってきたため、今出るしか無いと考え、知床のベースキャンプを離脱する決断をした。
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朝食と洗顔・着替えなどに30分、テント撤収作業に手間取り60分。
結局キャンプ場を出発したのは0730になってしまった。
この時の天候は小雨。まだ行けると思ったのは、この時のだけだった。

380kmの距離は3回の給油が必要なため、3分割したスティントと考え、1時間のアベレージ距離を意識して走行した。
第1スティントとなるサロマ湖に到着したのが午前10時前であろうか。
この時点で雨粒が強くなって来た。
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道の駅サロマ湖に停車した際、2台のハーレーとネイキッド(岐阜ナンバー)に遭遇したのだが、初日の同じフェリーに同乗していたのだった。
彼らは「走行距離、800km」を高らかに話すのだが、私も同じだ。
大型バイクに乗っておきながら、原付二種と同じペースである点、非常に興味深く、童話ウサギとカメを彷彿してしまう。
先に出発していた彼らをこの後、正午12時前の定食屋前で追い越すのであった。

国道238号線オホーツク海沿いに北上したのであるが、中間地点の紋別に入る頃には路面はドライになっていた。
昼食も食べずにひたすら距離を稼ぐ事に集中する。
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230kmの時点で雨が降らない事に賭けてバックパックを荷台から出し、レインスーツの上から背中に背負ったのだが、その直後にゲリラ豪雨に遭ってしまう。
なんて運の無い。
視界も良好では無い酷い雨量。
もう笑うしかない。

第3スティントに入る猿払手前では晴れ間も少し見える天候の変化。
今回のツーリングでは、雨と付き合う要素が多いと思っている。

この宗谷岬までラスト50kmほど手前のガソリンスタンドにて、標識に出てない直線道路について情報を得る。
こういった情報収集は、人とコミュニケーションしないと得れないと思っている。
この直線道路からの景色が非常に良かった。

ツーリングマップルには載っているそうだが、確かに標識もなく普通に走っていると気付かない。
直線に出た瞬間、終わりが見えない程の直線は、産まれて初めての体験。
しかも左右180度とも酪農牧場や草原なのだ。
これほど北の大地を感じたことは衝撃であり、来た甲斐を実感する。
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先ほどまでの天候不良を忘れ、夢中になって走行する。
結局8kmほどの長さだったと思う。
直角コーナーを曲がっても、まだ先の見えない直線が続いている。
これは本州で住んでいては経験できなかったと思う。

直線道路を楽しんだ後は、右手に広がるオホーツク海ともお別れ。
最北端の宗谷岬が待っている。
そこに至る宗谷の峠がまた良いのだ。
美しく目を奪われるぐらいに手入れされた草原の丘。
土地とは、これほどまでに隆起しているのだと、これまで意識することなどなかった。
非常にストーリーとして、バイク乗りの聖地として絶大な人気があるのは、こういった背景だからだろう。
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宗谷岬到着後、写真で見ていたモニュメントがあるだけなので、スケール感のせいか、そこまで達成感は無かった。
その際、到着後ヘルメットも脱がない5秒足らずで「雨降ってました?」と声を掛けて来たカップルライダーには、空いた口が塞がらなかったが。
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人並みの記念写真を撮り、最北端到達もそこそこに本日の宿を探した。
この時点で1430だ。
どうやら稚内に出た方が利便性が良い模様である。

7時間の走行をしたため、身体からは悲鳴が聞こえる。
また、2日目の苫小牧泊よりプライベートが無い状態が続いていたので、今夜はビジネスホテルに泊まりたかった。
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稚内駅のビジネスホテルを飛び込みで入り、シングルツインの部屋を確保できたのであった。

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眠れないフカフカのベッドより。


本日の体重:63.0kg
    →腹筋が少しだけ割れてきた

・ガソリンスタンド
・ガソリンスタンド
・ドーミーイン稚内
ダイソー:216円
・ドーミーイン稚内
・ビール:170円

計)