原付二種でひたすら下道を走るツーリング。

下道長距離ツアラー目指して。(ツーリング中の文章はドラフトです)

北海道ツーリング5日目「天候を考慮した結果、ルート変更を決断」

2014年8月6日(水)
釧路→摩周湖→知床
距離:170km
気温:22度
天候:曇り
起床:0600

初めてのライダーズハウスにてエンジン音で目が覚めた。
天候は雨上がりの曇り。
路面は濡れているが、朝一番に走り出すバイク乗りの気持ちは理解できる。

昨日語り合った同室の4人はまだ寝ているが、挨拶のみだった同室の1人が出発したエンジン始動音だった。

共同の流し場で顔を洗っていると、別部屋の昨晩語り合った岐阜のSteed乗りは一睡もできなかったとのこと。
それがライダーズハウスなのだろう。
1度拒否反応をしたら、2度と来ないものだと思う。
はたまた、駆け込み寺的な存在なのか。

朝食のパンを食べつつ、出発のための荷物をまとめていると、寝ていた同室の4人が起き始めた7時前。
北海道ツーリングライダーの朝は早いのだ。
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荷造りを済ませつつ、地図を囲み侃々諤々の情報共有を各々始める。

その結果、本日のルートは急遽取りやめ、太平洋海岸線を反時計回りをする自主ルールを撤回。
海岸沿いの釧路から根室に向かわず、摩周湖経由で知床に向かうことを決断した。
距離はおよそ170km、知床をベースキャンプにして荷物を置いた軽い状態で根室周辺を周ることにした。
これも北海道ツーリングの先輩から戴いたテクニックである。

悩んでいたルートと天候について迷いが晴れると、自然と行動できる性格なのだ。
決めたら実行、すぐ荷物をバイクに積込み、8時ごろに宿を後にした。
天気予報では、午前中は天気が持つとなっていなので、動けるターゲット時刻は12時とした。

出発後、たまたま釧路湿原の前を通りがかったが、天候が曇りかつ展望台が無料ではないこともあり、記録写真だけ撮って観光はしなかった。
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次の目的地を摩周湖とする。
特段、特筆するような点は無かった。
ただひたすら走り続け距離を稼ぐだけだ。

道の駅・摩周湖温泉に着いたのが10時前。
「知床周辺のキャンプ場はクマが出る」と脅すハーレー乗りと自衛隊隊員の移動休憩に遭遇したのが印象的だった。
ゴールの知床にも温泉があるため、時間ロスを避けるべく、摩周湖に向かった。
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摩周湖展望台に到着すると、バイク駐輪が100円で有料とのこと。
悪天候で軽く悩んだが、数台のバイクも並んでおり、摩周湖展望台に立ち寄ることにした。

有料駐輪代を支払わないと上がれないシステムの階段を上ると、見事幽玄な霧の摩周湖であった。
湖面が素晴らしい、『摩周』を意味する中島(なかしま)がイメージ通りに見える、叙情的な霧の晴れ具合。
なお、霧の晴れた摩周湖を見てしまうと『婚期が遅れる』というジンクスがあるそうだが、私の目の前にあった摩周湖の霧がジンクスに当てはまるか否かは確かではない。
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一応の5分間観光を済ませ、バイク移動を再スタートさせたところ、ナビゲーションが来た道を引き返せと言う。
しかし北海道の道を来た同じ道・同じ風景を繰り返すのは勿体無い。
ナビゲーションとは反対に北を目指すことにした。
反論するナビゲーション音声。
ここで指示に従っておけば良かったのだった。

知床に向かい、北を目指したのだが、待っていたのは曲がりくねったアップダウンの激しい峠道だった。
もちろんアベレージ速度は30km程度まで落ちる。
時間ロスの発生である。

この展開で学んだ点は、北海道にも本州のような峠道(鈴鹿峠、箱根峠、長野ビーナスライン、剣山スーパー林道)は山間部にある点、ナビゲーションには従うべきだという点である。

そうしながら山間部から道東沿岸部へ出たのが12時近く。
知床の知床国営野営場に到着したのが13時前であった。

少しは晴れていたのだが、すぐにも雨が降り出しそうな天気であったため、午後の早い時間であったが、急いで自炊・炊飯を行い、テント設営→昼食→温泉→夕食→晩酌を済ませたのであった。
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小雨で少し肌寒い、フランス語・英語・中国語が聞こえるテントの中にて。


・ガソリン給油
摩周湖駐輪代:100円
・キャンプ場:400円

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